複雑な彼(カレー)

夫です。午前中の打合せが予想以上に早く終わり、六本木の青山ブッックセンターで資料用の書籍を探すついでに久しぶりに中華の名店:香妃園にてちょっと早いランチ。1963年創業の老舗、しかも営業時間は午前11時45分~午前4時!僕が通い始めた頃はもう既に六本木の洒落た遊び人のおじさん達が最後に辿り着くお店として有名でした。現代サブカルの父と言っても過言ではない昭和のジャズ、映画の評論家、通称J・J氏こと植草甚一の文章を集めた書籍『ワンダー植草甚一ランド』に「六本木界隈と新宿界隈」というエッセイが収録されています。六本木の今は無き誠志堂という洋書屋から始まりゲイバー、ナイトクラブを経て朝方新宿に至るある一夜のエピソードを綴った小編の中にJ・J氏が香妃園で食事をしたという記述を大学生の頃に見付けて感動した覚えがあります!ただしここに書かれている当時、そして僕が行き始めた90年代の頃まではまだ香妃園は上述の青山ブッックセンターの並びにあったのです。今は無き六本木WAVEでレコードを見た後とか『シネ・ヴィヴァンで映画を見た後とかよく寄ったなー!

ちなみに前にもここで書いたけど香妃園と言えば小ぶりな土鍋で頂く鶏煮込みそばが定番なのだけれど、中華料理屋にもかかわらず隠れメニュー的に人気なのが実はカレーライスなのです!そこで今日はランチにていつもは香妃園のカレーならばポークがデフォルトなのだけれど敢えてビーフカレーをオーダー!これが何と言うか蕎麦屋のカレーといった風情で旨いのです。具材は脂身少なめな牛肉のこま切れと乱切りの玉葱のみというシンプルなもの。いつも食しているポークよりビーフは少し硬めな印象。片栗粉のとろみのついた緩めのスープ状のカレーがドバドバかけられていて殆どご飯が見えない(笑)玉葱も加わり気持ち甘めのドメスティツクな味わいに中華特有の鶏ガラスープ感が微かにプラスされたスープカレーならぬ汁カレーとでも言いましょうか(笑)? たまに異常に食べたくなります!でもやっぱり個人的にはポークの方が雑多で庶民的で好きかも?蕎麦屋のカレー愛好家の皆さん、是非、お試しを!

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会社の近くのグッチ裕三さんプロデュースによる乃木坂は創作料理の名店:うまいぞおにて初めてランチメニューの”例のカレー”と名付けられたカレーを食す。以前よく夜におじゃましてた頃は何か創作和食って印象が強かったのですが久々にランチで来てみたらガパオとかシンガポール麺とかジャンル、国籍、多岐に渡ってましたね(笑)”例のカレー”、何が例なのかは謎ですが噂によると大阪の名物インデアンカレーへのオマージュという説も(笑)?うまいぞおには”例の~”と名付けられたメニューが幾つかあるけどもしかしたらこれらは何処かでグッチさんが体験て美味しかった名物メニューをイメージして作ってみた的なオマージュメニューなのかも?ちなみに”例のカレー”、和風のカレー的ルックスにして一口目は甘く感じていながら、すぐに複雑な辛さが襲ってきます!会社の部下たちと座った席が窓際ではなく薄暗い奥の席でしかも寝不足だったのでボーっとしたまま秒速で食べ終わってしまいました(笑)。シンプルに見えて複雑に甘さと辛さが入り乱れる感じは確かにインデアンカレーのそれに似てるかも?大阪の名物インデアンカレー愛好家の皆さん、是非、お試しを!

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