今頃ポートランドが気になってます!

夫です。今頃ポートランドが気になってます。
きっかけは以前、このブログでも書きましたがウチの家族が大好きでよく行く代々木公園脇にあるLittle Nap COFFEE STANDのバリスタ:濱田くんがお店で紹介してくれたPADDLERS COFFEEのスタッフの方との出会いに始まります。その時は軽く立ち話程度の会話でしたがポートランドで焙煎したお豆を直接輸入していると聞いて興味を持ち、いつかお店に行ってみたいと思ってました。実はその時はまだポートランドと言ってもBRUTUSあたりで軽く読んだサードウェーブコーヒーの印象しかありませんでした。アメリカでの大資本によるシアトルのスターバックスなんかのブーム、所謂セカンドウェーブを経て、フェアトレードは言うまでもなくより直接的に生産農家との関係を築き、ダイレクトトレードで豆を買い付け、自ら焙煎して提供するという新しいムーヴメント、サードウェーブコーヒー発祥の地くらいの浅い認識でした。

その後とある休日、妻が仕事だったので夢太と代々木公園で遊んだ帰りに初めて参宮橋のPADDLERS COFFEEに行ってみました。するとこれがまたユニークな出店形態で代々木公園のイタリアンの名店LIFE(ここのピザもルカナルとは違ったタイプで絶品!)の2号店みたいな素敵なイタリアンカフェ、LIFE SONの軒先にPADDLERS COFFEEと天然酵母の体に優しそうなパン屋さん、こちらも富ヶ谷の名店:ルヴァン出身の方が経営するというタルイベーカリーの2件が間借りしている感じで併設しているのでした。

写真 1

その時初めてPADDLERS COFFEEがまさにポートランドのサードウェーブコーヒー発祥のお店として超有名なあのStumptown Coffee Roastersで焙煎したお豆を毎週空輸している日本唯一の正規取り扱い店ということを知りました。スタッフの方に以前Little Napで濱田くんに紹介してもらった時の話をリマインドしつつオーダーしたのはその日のスペシャルだったかな?COLUMBIA EL JORDAN。タルイベーカリーで買ったスイーツと共に外のテラス席に腰掛け、時間をかけて丁寧にケメックスでハンドドリップにて淹れてくれる一連の作業をガラス越しに眺めているだけで何やらもう既に幸せな気分(笑)。待つこと暫し、美しくも品のある白磁の器でコーヒーが供されます(後で調べたら滋賀県の陶芸作家、大谷哲也主宰の大谷製陶所に依頼して作ったパドラーズコーヒー用オリジナルの陶器とのことでした!)。

写真 3

ドキドキしながら口に含むとこれがもう最高にマイタイプのメチャメチャ美味しいコーヒー!サードウェーブコーヒーの特徴でもあるその浅煎りの飲みやすさは例えるならばワインなんかを表現する時の形容詞に限りなく近いような柑橘系の味わいとスッキリした喉越しが印象的な逸品。早速その場で豆300g購入したものの、もう病み付きで毎日飲んでたらあっという間に無くなってしまい後日再び同店を訪れ、その時は知人の誕生日プレゼント用に3個入りケースの豆も買っちゃいました!またこのケースが可愛くて一つ一つ職人さんが手作りとしているらしく色は写真の箱に近い落ち着いたつや消しの配色で三種類あり、蓋の表面にはお店のロゴがさり気なく型押しになっています。ただ一つ難点というかお茶目なところを指摘すると、こんなに可愛い美粧ケースがありながらPADDLERS COFFEEには何とプレゼント包装どころか袋さえないのです(笑)!でもこの日はスタッフの方のご好意でいらないGAPかなんかのショッピングバックに入れて頂きました(笑)!購入時にはショッピングバックとかエコバックをお忘れなく。

写真 4

写真 5

そんなPADDLERS COFFEEの店先でコーヒー豆と並んでこの本『TRUE PORTLAND創造都市ポートランドガイド』を売ってたのを覚えてます。その場では手にしなかったものの、後日自転車で渋谷に行く途中、東急本店通りのユニークな本屋さん、SHIBUYA PUBLISHING BOOKSELLERSでジンでも買おうかなと思って立ち寄ったらここでも『TRUE PORTLAND創造都市ポートランドガイド』がレコメンドされてたので手に取ってパラパラ捲ると、これがまたユニークで面白いガイドブックというか実用性はともかくそれこそBRUTUSとかPenの特集みたいな読み物としても十分楽しめる充実の一冊でした。ずっと頭の片隅で気になっていたポートランドの魅力にこの本で初めて触れた気がします。

写真

全米で最もサスティナブルな街、最も住みやすい街。アメリカ大陸北西部、豊かな山と川に囲まれ、全米の住みたい街ランキングの上位に常にランクイン、国内外からの移住者は毎週約500人にものぼるというポートランド。読み進むと確かにこの街、自分の価値観をちゃんと持っている人には住みやすそう。サードウェーブコーヒーを例に出すまでもなくフェアトレードやダイレクトトレード、地産地消、オーガニックや環境問題にも感心が高くポートランダーたちはDIYというかクリエイティヴに拘り、この本から引用するならば「ヒッピーの末裔は、ベルトなしでヒップでジーンズをはきこなし、自転車に乗って、気ままに旅をするように暮らしている。美味しいものと自由な視点、本当の自由を探しながら、ありとあらゆる音楽を聴きながら。」とある。精神性はともかく、食いしん坊の僕なんかはこの本を眺めるだけで本当に美味しそうなレストランやカフェ、クラフトビールを醸造するブルワリー、街中でワインを作る数々のアーバンワイナリーにもう頭がクラクラしてきます(笑)。更に目を引いたのはこの街が対人口比で全米一ストリップクラブが多いという事実(笑)。しかも日本のイメージとは違いポートランドでは飲食店感覚で男だけでなくストレートの女の子でも普通に飲みに行ける感じなんだそうです。しかもポートランドらしいというか衝撃的なのが世界初のヴィーガンストリップクラブ『Casa Diablo』の存在です(笑)料理は豆腐やテンペとか代用肉を使った物が中心でストリッパーは毛皮や革製品、ウールや羽を身につけて踊ることも禁止という徹底ぶり!うーん、行ってみたい!ポートランド面白過ぎ(笑)。

ちなみに個人的感想ですが僕は代々木公園、代々木上原界隈って、その取り巻く自然環境とかは比較にならないもののメンタリティー的にはポートランドと近いものがあるんじゃないかなと思ってます!特に食に関して言えばチェーン店がほとんどないインディペンデントでクリエイティヴな精神、土地との繋がりを大切にする精神はポートランドにも引けを取らないんじゃないかな?
例えばSHIBUYA CHEESE STANDで作った地場のCHEESEをMi choripanを始めとするこの街のお店で地産地消したりしているという試みとかね。
それこそいつかはアーバンワイナリーだってアーバンブルワリーだってここなら出来るかもしれない。代々木上原のドーナツの名店:ハリッツだって最初は屋台だったみたいだしポートランドのようなフードカートだって公園の廻りにもっともっと増えるかもしれないね。

でもその前にポートランド、家族三人で実際に行って見学してみたいな!しかも美味しいレストランと中古レコード屋という僕の旅の最大必須条件である二項目、勿論ちゃんとクリアしてます!ポートランド(笑)

日常という名の静謐な時間

夫です。先日、週末の遅いランチに近所にある創業大正8年という代々木上原の老舗おそば屋さん、朝日屋へ家族三人で行きました。老舗だけどここは中華そばとかカレーとかもある大衆食堂な風情で、お蕎麦屋さんっていうよりはやはりおそば屋さんって表記したい感じのアットホームなお店です。日曜日のお昼に拘らず既に満席、人気ありますねー。ここのおばあちゃん、お母さん、お姉さんの三世代女子の気持ちのいい笑顔にはいつも本当に癒されます。そのせいかな?何故かここに来ると異常に食欲が刺激されてしまいついつい炭水化物祭りになってしまいます(爆笑)

僕はデフォルトの鴨汁せいろにミニかつ丼、妻は中華そばにミニカレーって大学生か(笑)?
そして息子の夢太にはいつも小鉢でかけうどんをサービスしてくれる。夢太もそれを憶えててこの日も席に着くなりお姉さんに「うどんは?」だって(笑)。
写真 2

写真 1

そしていつも妻の食べてる中華そばが物凄く美味しそうに見えていつも一口食べさせてもらってます!これぞおばけのQ太郎の小池さんが食べてそうな古式ゆかしき中華そば!細麺にチャーシュー、わかめ、シナチク、なるとのゴールドメンバーに味は意外とさっぱりした薄味が超マイタイプです。それで突然思い出したけど確か久住昌之さんが実在したとある中華そば屋への偏愛に端を発する一方的な強迫観念から全て想像だけで書いたというめちゃくちゃなグルメ本『孤独の中華そば「えぐち」』の中のエピソードで読んだんだと記憶してるけど、よくおばけのQ太郎の小池さんとかマンガで頭から中華そば被ってたりするじゃないですか?それを久住さんが実際に試してみたらしいんだけど何しろ一日中その匂いが取れなくて大変だったそうです (笑)普通試さないよね(笑)?

ちょっと脱線しちゃいましたが朝日屋です。ここのミニかつ丼がまた全然ミニじゃない(笑)。厚手のカツを甘辛いコロモが包み、その上にかけられた半熟というより半生に近い卵、ゴハンとともに一気にかっ込む幸福。ミニなのにお漬物、味噌汁に加えて大根の煮物まで付いてきちゃいます。
妻が食べていたカレーもとろみも正しく絶品なそば屋のカレー!六本木の中華の名店:香妃園のカレーなんかもそうだけど僕はこういう小麦粉感のあるそば屋のカレー大好きでこれをつまみにお酒飲めますね。しかもランチタイムには食後にコーヒーとちょっとしたお菓子が出るんです。子供のころ実家とか友達の家でおやつに出てきたようなネスカフェみたいな素朴な味わいのインスタントコーヒー!この日のお菓子はフォーチュン・クッキーで朝日屋に行く前に歯を磨かなくて妻に怒られてた夢太には「虫歯に注意!」の的確な指示が封入されていたことを付記しておきます(笑)。

そこで夢太が一言「朝日屋って大番とか品華亭と似てるねー」だって!息子よ、君は正しい。朝日屋もそして代々木公園の中華の名店:大番も同じく参宮橋の台湾料理の名店:品華亭もそれはそれは素敵な家族経営による素晴らしい笑顔に彩られている。そして革命的に優しい、今や圧倒的に貴重な日常という名の静謐な時間をいつでも供してくれるかけがえのないお店なのです!
永遠に続いて欲しいと心から願います。

写真 3

2014年差し入れベストテン第一位決定(笑)!

夫です。最近聞いた話。コンビニのサンドイッチに挟まってる野菜って塩素のプールに浸かっていてそれを洗わずにサンドしてるって知ってました?驚きです。食品偽装とか産地偽装どころじゃなく冷凍食品農薬混入とかそれこそ疑い出したらキリないけど、やっぱりお客さんの目の前で調理してくれるようなお店じゃないと安心出来ない時代なんですかね?

そういう意味でも西麻布のいなり寿司テイクアウト専門の名店:呼きつね(これで「こきつね」と読みます!)は素晴らしいお店です。小さな店内で商品を渡してくれるカウンター越しに店主がひとり丁寧にいなり寿司を目の前でこしらえてくれます。メニューは潔くいなり寿司のみ。しかも8個入りか20個入りのどちらかを選ぶだけというハードコアなもの。8個入りは昔懐かしい竹皮に包まれていて、20個入りだとなんか差し入れ用という感じなんでしょうか?見た目も豪華な箱に綺麗に2列にいなり寿司が並んでいます。
何せこのいなり寿司が衝撃的に旨いんです!!!!

写真 2

写真 3

写真 1

僕がこの呼きつねの絶品いなり寿司と出会ったのは実はつい最近の話。
先日、西麻布の新世界で行われたこだま和文さんのライヴ時、こだまさんが懇意にしている茹でタンとか焼き物、おでんなんかも絶品な西麻布の居酒屋の名店:かぶいて候の女将さんが20個入りを楽屋に差し入れてくれたことに端を発しています。同じく六本木で有名なおつな寿司のいなり寿司は油揚げが裏返しだったり関西でたまに見る三角のやつとかいなり寿司にも色々あるけど、そんな多彩な様相を呈するいなり寿司界隈でもここのはかなりユニークな形状なんじゃないかな?写真を見てもらえばわかると思うけどここのは海苔巻きみたいに油揚げで酢飯を巻いていて両端が空いている状態なのです。その大きさもかなり小さく大人の親指大よりちょっと大きいくらい。それを楽屋で幾つかつまませて頂いたのが最初なんです。もう食べた瞬間に電流が走りました!何これ?こんないなり寿司食べたことない!モチモチでフワフワな油揚げの触感は何か茶巾の卵なんかをも彷彿させるような体験したことのない舌触り!なんでも店主は九州出身らしく熊本風油揚げ「南関揚げ」」というものを使用しているとのこと。そして化学調味料感皆無の固めに炊いた酢飯と油揚げが織り成すハーモニーはもはや芸術的。それでいてアッサリ上品に仕上げられた味は良い意味で後を引かず、まるで蜃気楼のようにすぐに口の端から姿を消していく。果たして今のは幻だったのか?それを確かめたくて2個、3個と手が伸びる中毒性はもはやお見事としか言い様がないです。

翌日仕事の流れで六本木へ行く用事があり早速お店を訪問!するとまさに新世界の裏、細い路地裏の角に青い暖簾が揺らめいていました。冒頭でも触れたようにお店は調理場と受渡し用のカウンターを含めても三、四坪くらいしかないんじゃないかな?いなり寿司が大好きな息子夢太の為に今日は8個入りを購入することにしました。「本日の季節ものは明太子です!」と店主に言われるも店のシステムが良くわからず適当に「はい!」と返事をしてしまったが、後で調べたら8個のうち4個はいわゆるプレーンなおいなりさんで後の2個は胡桃、そして残りの2個が季節によって変わるらしくこの日は明太子だったんですね(笑)店主曰く注文を受けてから作るとのことで30分ほど近所をプラプラ。本当は事前に電話等で予約しておけば待たなくて済むのだそうです。店内に置かれたフライヤーには元々役者だったという店主が現役時代に様々な差し入れを頂いた経験から、こんな楽屋見舞いがあったらという思いで起業したというステートメントのようなものが記してありました。元役者だというのも頷ける落ち着いた雰囲気の店主の対応も素晴らしく、購入後も外までわざわざ出てきてお見送りしてくれてちょっと気恥ずかしいくらいです(笑)。

夕方ウチに帰って古式ゆかしい竹の紐を解くとかわいいいなり寿司が現れて夢太は大喜び!
「この油揚げが新しいんだよ!」と僕が妻に説明してるのを聞いて4歳児のくせに「こんないなり寿司ないよねー、新しいよねー!」とか言いつつ明太子以外ほとんど一人で食べてました(笑)。個人的にはプレーンもいいけど胡桃がちょっとカルチャー・ショックなくらいいなり寿司と相性良かったです!

早くも1月にして僕の中の2014年差し入れベストテン第一位は呼きつねのいなり寿司に決定です!(笑)!

優しいフードサヨクのための嬉遊曲(笑)

夫です。あけましておめでとうございます。本年も宜しくお願いします。

昨年末はフェスやらカウントダウンやらで明けて1日の朝6時位まで仕事になってしまい、結局28日から(妻の実家に)帰省していた家族とやっと合流出来たのはその日の夕方7時頃でした。
例年であればなかなか夏休みもままならない仕事柄、自分たちへのご褒美とばかりに正月三が日を過ぎて航空券が少しでも安くなった頃に南の島への海外脱出を常としてきた我家も、今年は色々あって久しぶりに国内でのんびりとしたお正月を過ごしました。
いやーしかし4日間、茨城のつくば市の近くの常総市の妻の実家にいると、実は北関東の風景がハワイ島や南の島の郊外のそれに酷似していることに気付きます。今、アメリカで問題になりつつあるフードデザート(Food Deserts)、所謂「食の砂漠」状態とでも言いましょうか、つまり不況の煽りで商店街が消滅し、郊外の大型ショッピングモールやファストフード、ファミレスなんかが乱立して買い物環境の悪化や食育問題に大きく影を落としているという現象。だって仕事柄色々な地方に出張することも多いけど、車で通り過ぎる郊外の国道沿いの風景がどこもあまりにも酷似していることに驚くことがあります。モータリゼーションというか車が無いと買いに行けないような距離にしかスーパーマーケットやコンビニがない地方のフードデザート状態、一体一人暮らしのお年寄りとかどうしてるんだろう?それを考えると不安になります。こういう問題こそ政治家になんとかして欲しいものです。

そんなフードデザートな茨城の風景が昨年末に読んでいた速水健朗の新書『フード左翼とフード右翼』と何かシンクロした感がありました。以前(藤原)ヒロシくんが読んでいるのを見て興味を持ち一気に読了した畑中三応子『ファッションフード、あります。』(祖父江慎の装丁が秀逸!)のフランクな視点に比べると結論に向かう論法は若干強迫観念めいてはいるものの、現代の日本人の食の嗜好により(サブタイトルにある「食で分断される日本人」はちょい大げさだが)ライフスタイルそのものを類型化しそこに紐づく思想性を読み解くという試みは読み物としてなかなか面白い。ちなみに青山在住の知人のベテラン女性音楽評論家がこの本でも紹介されているファーマーズマーケットを称して「有機野菜、無農薬もいいんだけど、年寄りの一人暮らしだと自炊もあんまりしないしキャベツ一個とか食べきれないのよねー。原宿、表参道のこのへんだけでも週末は有機野菜のマーケットだらけよ!有機野菜を使った出来合いのお惣菜で一人分とか小分けにして売ってくれたらいいのに…」とぼやいてました。ここにも違った意味でのフードデザート存在してるみたいです(笑)。

『フード左翼とフード右翼』速水健朗(朝日新書)
写真

とか言いつつ僕だってガチガチのアンチグローバリゼーションな人間というわけじゃないですよ。ハワイとか南の島に行けば大型ショッピングモールでロコに混じって買い物するのは実に楽しい。そう言えば自らが働いていたコンビニを舞台に冴えない店員に降り掛かる災難を抜群のセンスで描いたコメディ『クラークス』で知られるケヴィン・スミス監督、95年の作品にその名も『モールラッツ』という終日モールをうろついているだけのボンクラの日常を描いた最高にくだらない映画があるんだけど僕はこの映画、大好き!自分も思春期をとんでもない田舎で過ごしてたのでよく解る。今みたいにネットも無いし街の本屋でPOPEYEとか1冊しか入ってなくて誰かが先に買ってしまったらもう買えないような街、週刊プレイボーイ買ったら母に告げ口されるような小さな街(笑)その頃の自分にとって大型ショッピングモールや郊外の大型スーパーがどんだけ輝いて見えたか(笑)。そんなわけで帰省中に行ったイーアスつくば、代々木上原近辺には勿論ショッピングモールなんて皆無なのでアラモアナセンター感覚で夢太と100%エンジョイ(笑)。トイザラスで恐竜のおもちゃ買ってビレバン適当に流して本屋で夢太の偏愛する絵本『カラスのパンやさん』に続くパン屋もの『どんぐりむらのぱんやさん』購入、フードコートでソフトクリームとコーヒーで休憩した後にKALDIでオリーブオイル購入、最後はフードスクエアカスミつくばスタイルってメチャメチャ店名長いんだけどまあただのスーパーなんですけど(笑)そこで鱈とスズキの切り身、アサリと格安な南米のピノ・ノワールを買ってその日のディナーは気持ちイタリアンなテイスト、アクアパッツァにエビとホタテのアヒージョ、トマトと蟹のスパゲッティという完全酒飲みメニューを僕がお父さんとお母さんにサーブしちゃいました。いやー確かにショッピングモール、これでうっかりMOVIXつくばとかで『プレーンズ』とか『仮面ライダー 鎧武&ウィザード』とか見た日にやホントに丸一日ここで過ごせますね、あー楽しかった(笑)

『どんぐりむらのぱんやさん』なかやみわ(学研)
写真 3

4日には東京に戻ってきて昨夜は代々木上原のナポリピッツアとビオワインの名店ルカナルにてシラスとからすみのピザを堪能。店主奥村さんと談笑、新年は何と2日から営業していたそう。例年、上原界隈って正月はそれこそフードデザート感満載だったのに!「どこもやってないからむしろビジネスチャンスですよ(ニヤリ)でも逆に6日から休みますけどね(笑)」。その商魂流石です!そして今日は家族3人で地元ランチ。その後で代々木公園に凧揚げをしに行く予定なのでまずは夢太の大好きなNEW PORTへ行くも満席、その後ハンバーガーが食べたいと宣うこれまた夢太さまのご意向でハンバーガーの名店アームズPARK SIDE BURGER SHOPを覗くも残念ながら正月休み。何と正月早々ランチ難民か(笑)?ちなみにアームズで昼間に夢太同伴で飲む生ビール、何故かメチャメチャ美味い、魔法がかかってるんじゃないかって言うくらい美味い(笑)。子持ちでビール好きの方は是非試してみてください!そして最後に我々が行き着いたのが名バリスタ、夢太も大好きな濱田くん率いるLittle Nap COFFEE STAND。いやー落ち着く、ここに来るとあー地元に帰って来たんだなーって気がする。コーヒーが美味しいのは言うまでもないが実はここアイスクリームをはじめ、いつもあるとは限らないけどドーナツ、マフィン、ブラウニー等のフードも絶品なのです!以前は店の前で濱田くんの知人の女の子がベーグルのサンドイッチ屋さん出店したりしていたけど最近、常設でサンドイッチがあるのが気になってたのでこの日はハム&チーズの四角いサンドイッチをオーダー!ふかふかで柔らかいパンにチーズとハムだけの素朴な味わいが色を添える、それはもう後を引くさりげない美味さでした!でもほとんど夢太に食べられちゃいましたが(苦笑)。濱田くんの気さくで豪放なキャラクターに引き寄せられるのかこの店には素敵な若者が多い。この日も快く我々に席を譲ってくれた若手バリスタの男の子を紹介される。参宮橋で話題のコーヒースタンド、アメリカ西海岸・ポートランドを代表するスタンプタウンコーヒーのコーヒー豆、日本唯一の正規取扱店PADDLERS COFFEEのスタッフの子達だった。昔だったらバンドとかDJとかスケーターを目指すような雰囲気の色っぽい若者達がバリスタを目指し、横でコーヒー豆の焙煎の話なんかを熱く語っているのを目の当たりにすると、日本もまだまだ捨てたもんじゃないなって気がしてくる!今度是非、PADDLERS COFFEE、行ってみたいと思います!

Little Nap COFFEE STAND Ham & cheese Sandwich
写真

manners!

夫です。昨夜は(藤原)ヒロシくんのアルバム「manners」のプロデューサー、冨田君の声掛けでヒロシくんを囲んでプチ忘年会。場所はヒロシくんのライヴでもいつもお世話になっているフェンダー・ローズの名手:INO HIDEFUMIさんのお店、Tenement。恵比寿三丁目の交差点のそばにある古民家を改造した素敵なお店です。Tenementって共同住宅とか貧困層の長屋みたいな意味らしいけど、隣の洋食屋さんとか他にも雰囲気の良い店がいっぱい並んでいて、このあたり恵比寿駅からも割と遠いのであんまり来たことなかったんだけどちょっと東京っぽくない情緒のある懐かしい街並み。INOさんとはもうかなり長いつきあいになるのに実はお店来たのは今回が初めて。SOPHの清永くんやサイレントポエツの下田くんなんかに聞いて開店当時から気になっていたものの何故かお伺いする機会を逸してました。そう言えばINOさんに初めて会った頃、ローズ弾きとは露知らず、ある時「こんなこともやってるんです!」とマイケル・ジャクソン「ビリー・ジーン」のカヴァーのアナログ7インチを頂き家で聞いてそのセンスの良さに驚いたのを憶えてます。それ以降は皆さんもご存じのようにあの名カヴァー「Spartacus」収録のアルバム「Satisfaction」がカフェを中心とするお洒落音楽シーンにて大ブレイクし現在に至るって感じですね。

この日、奥さまであり噂の美人マネージャーでもある小森さんが用意してくれたスペシャルメニュー!それぞれのネタを串に刺して供され温かたおでん、ダシの風味も優しい感じでメチャメチャ美味しかったです!特にフワフワのトマトのおでんが個人的には最高でした!他にも日向地鶏を使った唐揚げやサラダやチーズにフレンチフライ、さらにステンシル使ったfragmentの稲妻マーク入りの素敵なスイーツのプレートまで!本当にありがとうございました。今回は貸し切りにして頂いて1階で立食だったのですが、2Fのテーブル席もかなり居心地の良い感じ!次は家族で来ようと思いました!

IMG_2527.JPG

先日、それこそサイレントポエツの下田くんとかアートディレクターの秋山具義さんも常連だった中目黒のワインバー:MONOPOLEに久々に行きました。ここ前にこのブログでも紹介したジンギスカンの名店:まえだやのすぐ隣、確か初めて来たのは当時relaxの編集長だった岡本仁さんとだったと思う。当時はかなりお洒落なイメージだったと記憶しているが、最近は良い意味で大衆的と言うか居酒屋感増してる印象(笑)ここに来ると必ず頼んでしまうのがナポリタン!真夜中のワインバーで食すアルデンテなナポリタンって意外じゃない?僕はこういうところで美味しいパスタに出合うと家ですぐ真似して作りたくなります。週末のランチはナポリタン作ってみようかな?

IMG_2471.JPG

名古屋グラフィティ時々西荻

夫です。私用にて家族三人で名古屋経由中津川へ一泊二日の小旅行。16時頃名古屋へ戻り宿泊は名古屋観光ホテル。さて晩メシ、四谷のスナックアーバン臼井推薦の創業明治40年、太田和彦も唸る居酒屋の老舗中の老舗、大甚に魅かれつつも流石に子連れにはちとハードル高くあっさり断念(後で考えたらそもそも日曜日は定休日でした)。色々思案しつつ元祖台湾ラーメンで有名な台湾料理の名店:味仙矢場店へ。ここ昔よくバンドの打ち上げで来てました。広大なスペースが2フロアーあり、深夜1時までやってて年中無休、しかも安くて美味い!これ以上打ち上げに最適なお店ないでしょ(笑)今回、久々に来てみたら3Fが出来てた!激辛料理が売りということと全面喫煙可を除けば子連れにとってもかなり居住性の高いお店、何しろ広い、うるさい(笑)。勿論全品激辛というわけでもないので夢太には店員さんに訊ねつつ辛くなさそうなイカ団子、ピータン、チャーハン、そして青菜炒めをオーダー。そして我々夫婦は迷うことなくお目当ての台湾ラーメン(台湾担仔麺)をオーダー。あまりの激辛ゆえ辛さ控えめのメニューも存在します。しかしそれをアメリカンって呼ぶセンス、何て言うか名古屋っぽいっス(笑)。

先日仕事で台湾に行ってきたのですが、その時食した現地の台湾担仔麺そのものというよりもここのは良い意味で日本風にアレンジされたドメスティックな感じ。小振りの丼で供される麺はちょっと試してみる向きにも丁度良い分量。ざらっとした素朴な中華麺、てんこ盛りのひき肉、ニラ、ニンニク、唐辛子の滋味、想像してるほどには辛くない鳥ガラと思しき醤油スープの味わいも素敵で580円はかなり魅力的!ランチにもオススメです!噂によると上述のアメリカンに対して吉野家じゃないけど裏メニューで通常の約3倍の辛さの激辛ヴァージョン、イタリアンっていうのが存在するらしい(笑)本当かな?
ちなみに夢太はその辛そうな色から恐れをなしこちらから注意するまでもなくあんなに大好きなラーメンなのに全く手を付けようとはしませんでした(笑)。

写真 3

写真 4

全然話し変わるけど仕事で西荻窪の北口方面から青梅街道の方にあるスタジオに時々行きます。その道すがらいつも気になるのが通り沿いに点在する何件かのお肉屋さんの揚げ物(笑)。代々木上原にはもはやこういう街のお肉屋さんってほとんど無いからかなり新鮮です。地元の主婦や子ども達が並んで買っているコロッケやメンチ、串カツ、ハムカツ等のお惣菜、かなり魅かれます。小学生の頃、学校帰りによくこんなお肉屋さんでハムカツを一個買ってみんなで食べながら帰ったのを思い出したりして。先日、スタジオでの作業が割と早く終わったので、遂にとらや本店という駅前のお肉屋さんでメンチカツ、ハムカツ、エビフライを購入。夕方のとらや本店ではヒレ、ロース等のとんかつ、チキンカツ、ししゃもの南蛮揚げ、ポテトサラダが飛ぶように売れていた。何だか懐かしい風景。その場で齧り付きたい衝動を抑えつつ、家に帰って妻と食べました!ザクザクとした衣の歯ごたえ、それぞれに下味が付いていてソースや醤油をかけずとも十分美味しかったです!スーパーなんかの総菜とは違って目の前でおばさんが揚げて、感じの良いおじさんが丁寧に包んでくれる、作っている人の顔が見える感じって懐かしくもあり、何か安心出来ますね。

写真 1

ちなみに区立図書館で夢太にせがまれて借りてきた紙芝居(子供が出来るまで全然知らなかったんだけど図書館では絵本のみならず紙芝居も貸してくれるんです!)、漫画家としても知られる故馬場のぼる先生の名著、”11ぴきのねこ”シリーズの第二弾、「11ぴきのねことあほうどり」を読み聞かせてたら、これが何と先日の天ぷらものに続き今度はコロッケ屋さん(笑)。教訓的要素全く無しでただただ愉快でファンキーなこの話、何しろコロッケが美味しそう!名古屋へ行く途上、夢太と二人で品川駅にてコロッケ、蟹クリームコロッケ、メンチカツを購入!新幹線に乗るやいなや速攻で完食したことを付記しておく。ちなみに妻は蟹クリームコロッケを二つ買えば良かったとずっと後悔してました(笑)

写真

そういえば今回の旅行中、中津川で聞いた驚愕の話。抗がん剤を国が認可する時の基準が有効率20%に過ぎないって知ってました?つまり80%の人には効かなくても認可されてしまうんだって。しかもその〈効く〉という状態もがんの大きさが半分に縮んだ状態が四週間続けばいいという程度のものなんだそうです。最近、知人が何人もがんで亡くなっています。何か色々考えてしまいますね…。

写真 2

感慨深いものがありながらも予想通り帰路の夢太、人の迷惑省みず大フィーバー(笑)名古屋出身の友人、冨田くんオススメの名古屋駅、名鉄百貨店のひつまぶしの名店:まるや本店もしくは味噌煮込みうどん山本屋本店で昼食という淡い期待も夢太の「やだ!新幹線で食べる!」の一言であっさり反古に(泣)。泣く泣く元祖天むす千寿で天むすと風来坊で手羽先唐揚げをテイクアウトし、夢太には駅の高島屋で適当な弁当を買い、エビスビールの350ml缶を二本握りしめ、そそくさと満席の新幹線に乗り込んだ我々三人は夢太の絶叫と共に300km/hで東京へと運ばれて行くのだった(笑)。隣の席のおばさん、すいませんでした!

写真

プチ食い倒れ日記

夫です。最近の食にまつわるよもやま話を幾つか。

急遽、妻が実家に帰ることになり久々に夢太を幼稚園まで迎えに行く。この機に乗じて気持ち早めに経堂に向い、以前から気になっていた中国四川料理の名店:蜀彩にてみんなが食べてる麻婆豆腐が超気になりつつも麺の気分の僕はランチの担々麺を食す。以前、代々木上原にあった同じく四川料理の名店:飄香が麻布十番に移転して以来久々の四川料理、酸味と辛みが絶妙に融合した担々麺、その価格帯含め実にリーズナブルかつゴージャスな味わい、素敵でした!でもおそらく花椒がギンギンに効いてるであろう四川風麻婆豆腐、気になりすぎて次回は迷わずそれをオーダーすることを心に誓いました(笑)!

IMG_2470.JPG

仕事で永いことお世話になっているマスタリングエンジニアの巨匠、田中さんに薦められた代々木上原商店街の老舗:福寿司で妻と二人でランチ。上原駅前のGEOとかフニクラがある通りの坂を登りハリッツとか通り越した辺りの左手にある清楚で凛とした感じの街のお寿司屋さん。以前から暖簾のかわいい屋号が気になってました(笑)。ここのランチ、確かに田中さんが薦めるだけのことはありコストパフォーマンス、メチャメチャ良いお店です!結構、このへんじゃ穴場なんじゃないかな?大将とおそらく息子さんと思しき若者二人によって丁寧に供されるランチの握り寿司、ちらし寿司はお味噌汁付きで大体750円〜950円とかなり魅力的!ちなみに僕はびんちょうまぐろの炙り丼を頼んだものの他のお客さんは概ね握りかちらしでしたね。カウンターと小上がりとテーブルくらいの小さいお店だけど代々木公園の中華の名店:大番を思わせるとても清潔な掃除の行き届いた小奇麗な佇まいに見合った真摯で優しい味、オススメです!今度は夜来てみようかな?

IMG_2476.JPG

IMG_2475.JPG

知人の山崎ごうくんに誘われるまま珍しく目黒にて食事会。初めて行くカラビンカというお店(ピストのあの同名フレイムビルダーとは全然関係ないそうです 笑)、雑居ビルの2F、階段をあがってドアを開けると左手にかなりしっかりしたサウンドシステムとDJブース、カウンターとテーブル席によるお店、意外と広いです。全然内装とかは違うんだけれど今は無き渋谷のジャマイカ料理の名店:ロシナンテなんかを彷彿させるミュージック・ラヴァーなムード溢れる感じの良いお店。入った瞬間にお手伝いの女の子が三宿の知人のお店:kong tongも手伝ってる子でその偶然にビックリ!気が付けば金曜日の夜21時にしてほぼ満卓。料理もタイ料理、イタリアン、和食etcと吞助にはたまらないつまみ感覚満載のミクスチャーなメニューの数々。ごうくんに紹介された元バンドマンというマスターの増田光則さんのキャラも素敵!DJイベントなんかも出来るんじゃないかという居心地の良さ(実際、たまにライヴとかイベントやってるそうです!)、これから目黒に立ち寄る理由が出来ました!

IMG_2480.JPG

とある土曜日、大阪出張から戻るその足でそのまま夢太の幼稚園の行事、うたの会へ直行!意外と乗り継ぎが悪く、会そのものには間に合わなかったものの何とか子ども達の作品展示閲覧時間にはギリギリセーフ!夢太画伯によるオブジェ、どう見てもカニなクワガタとどう見てもただのボールなたこ焼きおばけを鑑賞(笑)。その後家族3人で経堂にてランチ。芦花公園のお洒落なラーメン屋、アイバンラーメンの2号店、アイバンラーメンPLUSへ。カウンターのみの店内は広々としていておよそラーメン屋っぽくないお洒落でモダンな内装。赤や黄色のカラフルなゼリーみたいなプラスチックの椅子が可愛い。かなりの睡眠不足ゆえ昼ビールは断念しつつ僕はあごだし、妻は塩のそれぞれ全入りをオーダー。夢太には彼の大好きなマルティネリ社の丸いりんご型の瓶が可愛い無添加のゴルデンアップルジュース。勿論、ラーメンも夢太の小鉢へそれぞれシェア。全粒粉の素朴な麺、そしてだし風味の化学調味料感皆無の濃厚ながら透明度の高いスープ、ふわふわのチャーシュー、煮卵、あっさりしているような凝っているような不思議な味わいはある種サイケデリックでオーガック(笑)。渋谷のラーメンの名店、はやしなんかに近いニュー・ウェーヴな感じですね。しかしながら結果、夢太にほとんど食べられてしまい、横の若者が食していた汁無しのチーズ混ぜ麺がかなり美味そうで終始気になりっぱなし(笑)。BGMのシュガーヒル・ギャング風オールドスクールHIP HOPが心地よい。お店の内装や店員さんの個性的でお洒落な雰囲気含めて、セントジェームスをユニフォーム代わりにカジュアルに着こなしてる中目黒のジンギスカンの名店:まえだやなんかと似てる気がする。食後にマスターからチュッパチャプスをもらって夢太は大フィーヴァー(笑)。

IMG_2485.JPG

昼下がりっていうかとある平日の午後3時30分、代々木公園にて昼からのスタジオ作業につきランチを食べ損ね、駅前のパスタの名店:ハシヤにて一人遅めのランチ。かつて上述した渋谷のジャマイカ料理の名店:ロシナンテのマスター、クマさんが「ハシヤと言えばアサリとシメジのスパゲッティーでしょ!」と断言していて、未だにその影響でこの店にくると色々目移りしつつも必ずアサリとシメジのスパゲッティーを頼んでしまう(笑)。微かに流れるビートルズ(有線なのかな?)をBGMに久しぶりに食べたハシヤのスパゲッティーは往年の記憶を喚起するタイムマシーンみたい。時空を飛び越えて心象風景を一変させる味やメロディーって本当に素晴らしいですね!

IMG_2497.JPG

ドーナツ化現象

夫です。最近、朝、起きた時に息子の夢太が突然、ロシアンルーレットばりに「今日はパパと行く!」と絶叫し急遽、幼稚園まで送ることが度々あります。勿論、早朝の打ち合わせとか撮影とか仕事が入っていなければ物理的には可能なものの、前日が飲み会や打ち上げだったりするとかなり辛いものがあります・・・。先日も二日酔いの頭でなんとか息子を送り届け、代々木上原の駅に止めた電動ママチャリで帰路につくも何か口が寂しい。しかし意外と午前中、しかも9時前とかにやってるお店って少ないんですよねー。

昔よくNYとかロンドンとか海外出張にいくと時差ボケの影響もあってよく朝食を食べました。ホテルの朝食だったり近所のでデリだったり名物のベーグル屋さんだったり。当時、何かそれが新鮮で楽しくて。帰国後にまたしても時差ボケで早起きしちゃって、しょうがないから朝食でも食べようかなと思うと、意外と日本って少ないんですよね、ホテルとか空港以外でその時間、ちゃんとした朝食が食べられるところって。吉野家とか松屋の朝定くらいじゃない?牛丼屋の朝定って朝食っていうよりはむしろ夜の続き、深夜のラーメンの親戚って感じがする(笑)。何かそういうんじゃなくてやっぱり海外旅行感覚で気分的にはパンとかベーグルとかドーナツとかパンケーキとかなんだよねー(笑)。

この日は代々木上原のドーナツの名店、朝8時からやってるハリッツへ直行。駅前の急な坂を電動ママチャリでスイスイ上り細い路地を右に曲がると古い民家を改装したちょっと見落としそうなくらい小さなドーナツ屋さん、ハリッツに到着。引き戸の玄関をガラガラと開けると目の前にショーウインドがあり、3種類くらいのドーナツやスコーンがささやかに並んでます!そして奥には数席の椅子やテーブルのイートインがあり、普段の午後ならここでお茶をしながら発酵生地のシンプルな無添加ドーナツに齧り付くところですが、今日は僕の代わりに家で絶賛二度寝中の妻のためにシナモンカレンツとクリームチーズと抹茶を購入しテイクアウト!ハリッツもロシアンルーレットばりにその時々でどの種類のドーナツやスコーンががあるかわからないところも何か楽しい。+ここの店員さん、全員女子で笑顔が素敵な化粧気のないオーガニック美人が多くて、僕と夢太にとってはそれも魅力の一つです(笑)。

写真6

ドーナツの種類を印字したスタンプの文字が滲む白い油紙というかとレッシングペーパーに包まれたドーナツは、何か赤ちゃんの肌みたいにふわふわで甘さ控えめで大好きです。前日にリトルナップコーヒースタンドのバリスタ、濱田くんのところで買った豆を挽いてケメックスで入れたブレンドコーヒーと共に夢太がいない間に美味しく頂きました。
ちなみに幼稚園から戻った夢太がドーナツの包装紙を発見し大騒ぎになったことを付記しておく(笑)

広島死闘編(笑)

夫です。先日、週末二泊広島という割と珍しい行程の出張時のこと。初日はバンド打ち上げにて現地のイベンターのコーディネイトによる毎度の広島名物お好み焼きを食す。そして翌日、流石に鉄板焼き2連チャンは避けたくスタッフ・ミーティングの為のディナーのお店を自力にて探すことにする。

とは言うものの流石に年に何回も来ない広島ゆえ土地勘も情報もなく、広島に詳しいという知人にメールして幾つかお店をレコメンドしてもらうも送ってくれたお店はかなり高級なワインバーばかり。単なる打ち合わせだしそんなに高級な店である必要もなく、しかも気分は何となく和食のイメージだったのであっさり却下(笑)。さてどうしたものかと指南していると、同行の後輩が、ほら食べログとかで目当てのお店とか検索してると勝手に近くの他のお店をレコメンドしてきたりするじゃないですか?さっき知人がレコメンドしてくれたワインバーの検索情報の下の方にレコメンドされていた幾つかのお店の中から、ロシアンルーレット感覚で良さそうなところへ適当に飛び込みで行ってみることにした。そこで選ばれたのがホテルから歩いて数分のところにあるらしい小出屋という居酒屋らしきところ。ネットでは「個性豊かな店主が一人で調理する料理はお店の雰囲気からは想像も出来ない彩り豊かなものばかり」とあるがざっと見たところ値段も比較的リーズナブル、メニューも里芋まんじゅうの松茸あんかけとか牡蠣と餅の湯葉包みとか和食感満載だったのでまあ大丈夫だろうとその小出屋に予約を入れ向かうことに。

パルコから続きセレクトショップとかコムデギャルソンとかが並ぶお洒落通り並木通りを経て、大きな通りを渡り、目指すお店があるというじぞう通りへ入ると街の様相は一変し、何だかウチの近所で言うとアヒルストアとかアダン食堂がある東急本店通りの白洋舎のあたりとか、代々木上原のjeetenとかLe cabaretのあるまさに偶然にも同名のじぞう通のあたりみたいにいい感じの小さな飲食店とか小粋なBARの集まった町並みに一安心(笑)。むしろ他のお店に目移りしちゃって「もしヘンな店だったらすぐ出ようね」とか「まずは様子見で少しずつオーダーしよう」とか下打ちしちゃったりして(笑)。そうこうするうちに看板発見!この看板の雰囲気、これは間違いなく和食でしょ(笑)。雑居ビルの階段の2Fをあがって扉を開けると中は小上がりの座敷とカウンターというこじんまりしたお店。しかしいきなり個性豊かな店主がカウンター越しに接客担当の女性を叱りつけている衝撃の場面に遭遇!大丈夫なのか?!しかもメニューは壁に掛けられた手描きのホワイトボードのみ!不安と第六感について僕はずっと考えている(笑)。まずは生ビールで乾杯しつつホワイトボードから恐る恐る三品ほどオーダー。最初に運ばれてきたお通しと野菜のグリルを一口食した時点で、ここまで長々と書いてきた不安はあっさり杞憂に終わった。大当たりでした!めちゃめちゃ美味い!しかもこれ和食じゃないじゃん!その味わいは概ねフレンチのそれ。自家製オイル牡蠣、ホアグラの西京焼、百合根のコロッケ、全て絶品でした。このメニューならビールじゃなくて白ワインでしょ!ワイン・リストを見せてもらうとリーズナブルかつ的を射たセレクション、素晴らしかったです。

写真 2

写真 1

「美味い、美味い!」を連発してたら最後にはカウンターの隣にいた寿司屋の板前さんの常連の夫婦が「これも食べてみて!」と小出屋名物のにんにくごはん、所謂ガーリックライスをシェアーしてくれたんですがこれもシンプルながら味わい深い一品でした。個人的には白子のココットが居酒屋のメニューとは思えない想像を絶するフレンチな一皿でした。何かこの店構えと料理の違和感、そして一見取っ付きにくい頑固親父のように見えて実は気さくな店主の感じとか、大好きだった今はなき下北沢の名店、はるがだを思い出しました。あそこもカウンターとテーブル一つくらいの超居酒屋な雰囲気でイタリアンなパスタとかほとんど白身魚のフリットみたいな自家製さつま揚げとか最後の頃にはガトーショコラとかスィーツまで作ってたっけ(笑)マスターが病気して閉店しちゃったけど元気かな?

ここで紹介する小出屋とか鹿児島で友人に連れて行ってもらった居酒屋:橙とか宮古島の悪友P-BOOが経営するBAR PULSEとか、こじんまりとした美味しかったり居心地の良い地方ならではの名店、東京にあったら毎日行きそうです(笑)今度、そんな東京にあったら毎日行きそうな地方の名店妄想リスト、勝手に作ってみようかな(笑)?

ちなみに初日は久々に夢太に起こされることもなくホテルにて惰眠を貪ったものの、二日目は上述したように小出屋にて酩酊し、翌日の飛行機に乗り遅れそうになったことを付記しておく(笑)

イートインホリック

夫です。実はデパートの物産展のイートインが大好きです。デパ地下とか上階のレストラン街ではなく、普段は下着市とかお歳暮セールとかやってるリノリウムの殺風景なフロアーで地方の名店のラーメンとか啜る感じ、何かあの文化祭の模擬店みたいな非日常性がいいんだよね(笑)。特に週末の夕方、ラストオーダー手前が特にいい!金曜日の晩メシ、物産展のイートインで済ませる客なんて僕を含め概ね圧倒的に一人が多い。そこで〈もぐもぐ〉〈はふはふ〉〈むしゃむしゃ〉〈ずるずる〉と額に汗を光らせながら食べまくる。打ち合わせで赴いた出先でたまたまちょっと空いた時間にサクッと食す物産展のイートイン、気分はほとんど『孤独のグルメ』(笑)。

先日も突然新宿にて次の打ち合わせまでの時間がぽっかり空いてしまい、小田急百貨店の『九州・沖縄の物産展』のイートインにて長崎の名店、長崎中華街 蘇州林の上ちゃんぽんを一人で食す。全く予備知識もなく期待していなかったんだけどこれが美味かった!薄い小振りの洗面器みたいな形状の器で供されるちゃんぽん、何しろ脂っ気を全く感じさせない鶏ガラ100%スープが超マイ・タイプでした!

写真

写真
六本木の名店:香妃園の特製とり煮込みそばとか代々木公園の名店:大番のタンメンとか参宮橋の夢太も大好きな名店:品華亭の鶏そば、そして鹿児島の名店:のり一のラーメンなどなど名前を挙げているだけで涎が出てきました(笑)万人受けとは決して言えないだろうけど個人的には化学調味料感を全く感じさせない透明もしくは白濁系のさっぱりあっさりスープの麺類には目がないのです!この蘇州林の上ちゃんぽんもそんなあっさりしたスープの味わいが魅力で、ゴージャスな具と太くて丸い素朴な歯ごたえの麺とのハーモニー、『孤独のグルメ』的に言えば「うん!これはうまい」って感じ(笑)。家族思いの僕が満腹ながらお土産に冷凍具入りちゃんぽん二食を購入したのは言うまでもない。

ちなみにもはやドラマ化等々でブレイクした感のある上述の久住昌之/谷口ジローによるグルメ漫画の異色作『孤独のグルメ』を始め、所謂ギャートルズのマンガ肉と呼ばれるあの骨付き肉や『オバケのQ太郎』の小池さんのラーメン、『あしたのジョー』のマンモス西のうどん、『おそ松くん』のチビ太のおでん、『ど根性ガエル』の梅さんの寿司という往年の名作から最近では『銀の匙』のピザと豚丼、『トリコ』『深夜食堂』などなどマンガに登場するあのやけにうまそうに見える料理にスポットを当てた『マンガの食卓』がとにかく面白い!手法としては町山智浩のトラウマ映画的よろしくマンガ史上でも印象に残る数々の食事シーンを絶妙な解説を付して原作の図版と共に紹介するというものに過ぎないのだが何しろ読み進むうちに腹が減る(笑)そして元になっているコミックも俄然大人読みしたくなる!子どもの頃、『ど根性ガエル』の影響でいつかカウンターでヒロシとかピョン吉みたいに寿司を腹一杯食いたいっていつも思ってた(笑)。『まんが道』でテラさんがご馳走してくれるトキワ荘系の聖地、今も実在する松葉のラーメン、今更食べに行ってみようかな(笑)。ちなみに『包丁人味平』のブラックカレーの秘密が麻薬入りだったっていう滅茶苦茶なオチ、この本読んで久々に思い出しました(爆笑)。

写真 1