life with cassettes

今年下半期は本当にカセットテープのことばかり考えて暮らしていたなぁ。笑
まさに今もレインコーツの80年代のライブ音源、”The Kitchen Tapes”をカセットテープで聴きながらこれを書いております。(まさか手に入るとはと思っていなかったけどあっさりWaltzで発見。)

さて、今でてる「装苑」2月号にて、以下のような取材をお受けしました。
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私は9月に、バンドmmaで7インチを、ソロでカセットテープをリリースしたわけですが、いずれもCDという形式ではリリースしておらず、なぜにアナログなのかというテーマで。

リリースする側としてもそうですが、リスナーとしても、どうしてここまで惹かれるのか。
今聴いてるレインコーツだってまさかカセットで聴けると思わなかったので、最初はiTunesで購入したものなのですが、カセットでこうしてあらためて聴くと全然違う。音がどうとか専門的なことは分からないのだけど、今年見に行った下北沢のライブを思いだして涙ぐめるほどに。このそこにいてくれる感はなんなのだろう、カセット。

カセットとかレコードとかって、うっかり温故知新的な感じでほっこり捉えらてしまいそうだけど、実は、ハイパーなものだと私は思っております。うまく説明できないけど、未来に、しっかり握りしめて持ち越せるもののような。

とはいえ、なかなか聴けなさすぎるのも違うなぁとも思うので、SoundCloudに2曲アップしてみました。カセットアルバムから、
”World is Your Oyster”と”Moon Dog”という曲。”World is Your Oyster”はきくちゆみこちゃんの詩を音楽にさせていただいたもので、”Moon Dog”はもう10年くらい前に作った曲だけど、震災後に歌ってみたらしっくりきた曲です。

こちらで→https://soundcloud.com/oshida-aya

滑り込みで、よいお年を!!

The Raincoats “The Kitchen Tapes”
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