リリースのお知らせです

 

 

カセットテープをリリースしました。

 

 

タイトル:Relaxin’ with Johnny Thunders 

価格:1650円(税込)

Side A only

1. So Alone

2. Diary of A Lover

3. You Can’t Put Your Arms Around Memory

4. Chinese Rocks

5. Ask Me No Question

6. Lonely Planet Boy

7. I’m A Boy I’m A Girl

 

artwork 

Design: Yu Yokoyama

Photo: Norma Aratani

Hair&Makeup: Tatsuhiko Sakamoto, Shiori Nita (TANGRAM-hair salon-)

【取扱店】

Waltz 

Pianola Records

People Bookstore

 

もしくはメールにて通販もしてます!(送料込みで2,000円です)

info@oshidaaya.com までお問い合わせください。

 

 

パンデミックの最中、自宅の部屋の片隅で4トラックのカセットMTRに録りためたジョニー・サンダースの7つのカバー曲。ジョニー・サンダースは70~80年代パンクロックに多大な影響を与えたニューヨーク出身のR&Rアーティスト。破天荒、ドラッグ、退廃、スタイル、いわゆるロックローラーに必要なもの全て兼ね備え38歳という若さでこの世を去ったという絵に描いたようなパンクロッカーですが、私が初めてジョニー・サンダースの音楽を聴いたのはHurt meという弾き語りアルバムでした。パンクロックというとノイジーなバンドや取り巻くカルチャー、パンクスたち、ライブハウスの湿気や熱気など、静謐というよりは喧騒、個というよりは団体のイメージがありますが、ギターと絞り出すような声だけで演奏されたそのアルバムは素肌感溢れ、ジャンルをこえてオルタナティブで強烈な「個」を感じました。早速ライブでカバーを歌ってみるとパンクカルチャーを知らない若い方から曲名を聴かれることもあり、彼の楽曲の普遍性を感じました。昨年2021年4月23日で没後30年の節目を迎えたジョニー・サンダースは、近年ではシンガーソングライターとしての再評価も著しいそうで、ならば今こそ、ロックンロール・アイコンとしてではなく、彼の残した楽曲に着目し、丁寧に物語を紡ぎ直すように歌ってみたいと思いました。収録曲はソロ最初のアルバムタイトルにもなっている「So Alone」、ボブ・ディランも絶賛したと言われる名曲「You can’t put your arms around a memory」元はニューヨークドールズ時代の曲だけど「Hurt Me」にも収録されてる「Lonely Planet Boy」などなど。何度歌っても初めてギターを手にしてコードを押さえて歌ってみるようなときめきを感じるような曲たちはどこまでもセンチメンタルでロマンティック、過剰なまでにパセティックだけどチャーミング。このカセットを聴いてジョニー・サンダースやっぱり聴きたい!となっていただけたらとても嬉しいです。